娘のイヤイヤ期(だと思う)らしきものが始まった頃、私が何年も前から姉と慕うある友人からこの本が送られてきた。
送られてきたことに気がついたのは、地震の後だったんだけど。
ちょうど気持ちが緊張絶頂期だったから、ものすごく救われた一冊。
久々に声を出して笑った気がした。
多分余計に面白く感じたんだと思う。自分たちの記憶も重なって。
案外、子供が産まれるまでの二人の生活の間の方が、面白いことってたくさんあって、初産だったしこんなにうまく記録にとどめておく余裕もなかったんだけど、これを読んでいてまた思い出すことができた。
まだお腹の重さを自覚できてなかった頃、ぎっくり腰になってしまって一人でトイレにも行けなくなってしまったときのこと。まだ結婚して(出会って)1年ちょっとなのに下の世話をしてもらうはめになってしまった情けない記憶や、分娩台に上がった時、横で夫が先生の真似をして声を掛けてくれてたときのこと。私も必死だったけど頭は冷静だったから、なんだかやけに夫の必死な声がやけにおかしくって。「うまいうまい、ほら、息吸って〜!」って(笑)なにがうまいのか絶対分かってないだろ?って(笑)
出産中、もう家族のいろんなあたふたした行動に頭の中で突っ込みを入れて気を紛らわせてたっけ。
育児中の大変さも、こんな風におもしろく文字に書き出せたら後になって笑い話になるのになあ。
文才のない私。。残念すぎる。
子育ての記録と言えば、箇条書き(笑)あとでこどもが読んで、なんて事務的なんだ、うちの母親はって思うんだろうな。
まあそれもこれも、私を母親として選んだ彼らが悪いのだ(笑)
今、なんとなくいつもそばに置いて、もったいないからちょびちょび読んでる一冊。
お姉様、どうもありがとう。
老後は任せろ。そのときは私もおばあちゃんだけどね。