YOGAマスターへのはじめの一歩

1104063月11日、あの日はマタニティーヨガの指導者養成講座を受けている最中でした。

ちょうど休憩中で、ちょっと大きめの地震だねなんて言っていたら、段々揺れが大きくなって。。。

一緒に講座を受講していた方たちとは、それ以来なんだか特別な縁で結ばれているような気がして、これからも私たちつながって行きましょうと連絡先を交換し合い、きっと今後もヨガを通じて色んな情報を交換し合う仲でいられるんじゃないかと思っています。

今回マタニティヨガとはなんたるかを丁寧に教えて下さった岡部先生(→ルナワークス)とも、やっぱりこの時期に出会えたことに特別な意味を感じます。

私、ヨガマスターになりたいけど、ヨガオタクになりたい訳ではなく、だから先生のヨガを伝えることに対する気持ちや姿勢にすごく共感したのです。

ヨガを好きすぎて難しい専門用語で知識をただただ情熱的に格好良さげに伝えるのではなくて、ヨガで気持ちを楽にしてあげたい、体の調子をよくしてあげたいっていう気持ちで伝えていくヨガの方が私の進むべき道な気がして。

ヨガをやってる格好よさから入るのももちろん有りだけど、私は妊婦さんの体の痛みやこころのモヤモヤ、そしていつかはお年寄りにもゆったりとした気持ちでヨガと向き合う楽しさを伝えていきたいと思っていたりします。

教える側として、色んなヨガの言葉や精神論、神秘性、医学的な知識などを習得していることはもちろんだけど、それを実際に伝える場合、いかに易しいことばで相手に投げかけていくかがすごく大事だなと。

先生が何度もおっしゃっていた「ヨガを妊婦さんに教えるのか、妊婦さんにヨガを教えるのか」っていう言葉。

必ずしもヨガ経験者ばかりではない妊婦さんが、何を求めてヨガをはじめようと思ったのかを忘れない事。

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地震があってから、自分のことや家族のこと、友人や被災者の方のことなど、本当に色んなことを考えました。そんな時にこの講座を受けていたことの意味も。

マタニティヨガやシニアヨガもそうですが、本当に相手のことをどれだけ考えてレッスンを構成できるか。それぞれ違う状態の方に掛ける言葉のひとつひとつ、体の痛みに対する気遣いなど、ホントにこれをすれば正解!みたいなものがなくて、ずっとずっと考えながら学んで行くものなんだなと思いました。

いかに相手の立場に立って物事を考え進めて行けるか。私が先生なんじゃなくて、ヨガをしに来て下さった方が私の先生。

すごくいい講座と先生に出会えたなと思いました。

私がヨガを好きになった理由も、体とこころがこんなに楽になるなんて!っていう驚きからだったので、その感動、感覚をたくさんの方に味わって欲しいなと思っています。

私の講座は産休明けの7月からになると思いますが、マタニティヨガはひとりひとりの状態に合わせて安全に行いたいので、基本的にプライベートレッスンか2〜3人の少人数制の予定。ヨガで疲れをほぐしたい、体が硬いからヨガは無理かなと避けてきていた方、ヨガでゆったりリラックスしたい方向けの講座も行う予定です。

いきなり難しいポーズやヨガの精神論を語り出したりはしないので(笑)、ぜひ楽な気持ちで参加していただけたらと思います。

その前に私はまず、自分の出産!この妊婦生活ですごく客観的に妊婦の体について考えた気がします。マタニティヨガを教えていく!という気持ちがあったから。ひとつひとつのポーズでどういう不自由さがあるのか、どんなバリエーションがあると楽なのか。一人目の時はとにかく楽に産みたい!の一心だったけど、客観的に妊婦の自分と向き合えたのはすごくいい経験でした。もうすぐ終わるので名残り惜しいけれど、今度はこの経験を参考にしつつ、少しでも妊婦さんのマタニティーライフを苦痛の少ない幸せなものにしていけるのか、ヨガを通して生かして行きたいなと思っています。

珍しくまじめな記事になってしまいましたが。。

やっぱりヨガってスバラシイ!

その素晴らしさを楽しく伝えられる伝道師になれるように、日々これからもヨガと向き合っていこうと思っている次第です。

*写真は岡部先生が監修した本です。興味のある方はぜひ読んでみて下さい。(→「メディカルヨガ〜ヨガの処方箋」)合わせて先生おすすめのイージーヨガのヨガウェアも(→イージーヨガ

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.