森のイスキア、初女さんの本

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最近、森のイスキア(→http://www.geocities.jp/yuki_no_isukia/mori2.html)で有名な佐藤初女さんの本を読んで、私の料理をする姿勢が変わりました。
「いのち」を養う食初女さんのお料理の2冊。

ひとりのときは、一日中パソコンの前にいて、食事もそこ。ダイニングテーブルに座ることなんてほとんどなく、面倒で食べないこともしょっちゅう。でも、子供ができてからは私自身、ただ摂取するだけの食事を改めようとずっと思ってきました。
こどもがひとりでごはんを食べれるようになるまでは、自分がいつ何を食べたんだか分からないくらいつまみ食い状態が続いていましたが、最近はゆっくりこどもと話をしながら食事をする機会が増えました。

それでも、下の子が泣いていたり娘がたまにぐずったりしていると、なんだかイライラ。
ご飯を作るのがしんどくて、外食が続いた時期もありました。

そんな生活が続くと、身体は正直なもので、段々ダルくなってくる。
今でも仕事が忙しくてどうしてもご飯が作れなかった時は、娘と息子を連れて食べに出ますが、それでもできるだけ家でちゃんと作るようにしようと思っています。

初女さんの本を読んでからは、下準備も丁寧に、料理に必要な手間はしっかりかけて作っています。

そうやってきちんと料理をしていると、ふと母のごはんを思い出したりします。
私はよく母の横で母が料理をする手元を見ていました。

その記憶が私にはまだハッキリ残っています。
私は、母が作ってくれる俵型のおむすびが好きでした。
中にはすっぱ〜い自家製の梅が入っていました。

今では型にご飯を詰めて作ったりしていますが、私は母がむすんでくれたおむすびの方が好きです。
ラップにくるんでむすぶおにぎりはなぜかあまり食欲をそそられません。
とはいえ、私は母が作ってくれたものしか食べられないので、母以外の人のおむすびは、ぜひ型を使って作っていただきたいのですが(笑)、初女さんがおっしゃる「なぜ手でむすんだおむすびがおいしいのか」には心から納得でした。

たしかに、ラップに包んで結んだ方が衛生的なのかもしれませんが、初女さんがおっしゃるように、「手から出る気がおむすびをおいしくする」と思います。
家族の健康を思って丁寧に作ってくれた食事がおいしいのも当然のこと。

私も、野菜やお肉やお米。。。すべての食べ物を殺さない料理の仕方をこれから続けていきたいなあと思っているところです。
そうやってゆったりした気持ちで作ると、不思議と料理も苦ではなくなってきました。
ホント不思議です。

今日は気持ちが入ってる!って時の晩ごはんで、娘から「おいしいね〜♡」の一言をもらえると、一日の疲れをすっかり忘れてしまいます。
夫からのありがとうも、素直に受け取れる気がします。

産後、自分でも自分が嫌になってしまうくらいイライラすることがあって、でもそんなときに助けてくれるのがヨガや瞑想。と、最近料理だったりします。いつも育児の合間に仕事や家事をしているので、意識があちこちいつも忙しく動き回っていて、脳みそが疲れているんですね。
きっと、みんなと一緒においしいご飯を食べたっていう記憶はこどもたちに残ると思うし、食事のときに聞いた娘の話を、いつかまたふと思い出して幸せな気持ちになれたりするんだろうなと思ったりします。

私が主催している茶ノ縁(chanoen.com)でやっている茶葉料理会の以前のテーマは「お母さんが家庭のお医者さん」でした。
エネルギー料理を食べることとJWTでデトックスすることで、家族の健康を守る。
私、そのテーマ、結構好きだったんです。
地震を機に「日本を元気に!」に変わりましたが。
サブタイトルで前のテーマを入れて欲しいくらい(笑)

食事って大事なんだよねえ。
ホント、そう思う。

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.