長野。
標高1600m。
ここまで来ると、半袖でも過ごせていた東京とは別世界。
雪もまだ残っていて、天気もコロコロと変わる。
さっきまで見えてたちょっと先の景色が、ものの数秒で見えなくなったり。
ああ、実生活でこんな体験したことあるな笑。
そんなことを思いながら眺めてた。
36歳になっても、失敗は何度もある。
逃げ道はない。八方ふさがりで苦しくもなる。
霧深くて辺りは真っ白。
それでも「雲の中にいるみたい〜!楽しいね。すごいね!この先には何があるのかな」そんなことを言ってはしゃいでいるこどもたちを見ていて、見方を変えるとこんなにも景色の見え方が違うんだなと思う。
翌朝、ココ猫アラームが起こしにきていないのに、5時ジャストに目が覚めた。
家族ってありがたいな。
外から聞こえるうぐいすの鳴き声を静かに聞きながら、ありがたくて涙が出た。
翌日は晴天。
昨日とは全く違う景色。
霧がかった山もすごくきれいだったけど、くっきり姿を見せてくれる山々もきれい。
こどもたちを連れてプチ登山をした。
お姉ちゃんはいつでも自分の気持ちを少し抑えてまだまだ小さな弟のわがままを聞いてくれる。私のいっぱいいっぱいになる気持ちを「ママ、大丈夫だよ」と受け止めてくれる。彼女は滅多にわがままを言って泣いたりしない。もっとわがままでもいいのにといつも思うけれど、彼女なりの私への思いやりだったりする。
「お姉ちゃんが生まれてくれて、ホント感謝してるよ。まだまだだめなお母さんなんだけどさ、お姉ちゃんが色々教えてくれるし、助けてくれるからどうにかお母さんやれてるんだよ。ホントありがとね」
壮大な景色を眺めながらそう伝えると、
「なに言ってんの?私こそ私を産んでくれてありがとう、なんだよ。だってさ、他のママじゃ絶対嫌だし、ママだから守ってあげたいって思うんだから。」
5歳の娘がやけに大人びた事を言うので、ふたりして笑ってしまった。
お天気色々で、同じ場所で違う風景が見れる。
旅運があるなと思う。
長野の美味しい食材と、大量の家族写真、こどもたちの思い出に、心のデトックス。
色々持ち帰って・・ひとまず今日は旅の疲れを癒す事に致します(結局疲れる家族旅行のあとかな)。