音戸での用事が終わって、お茶でもして帰ろうか!ということになり、作家さんのところでいただいたとあるお店のカードを頼りに伺ってみた。
むか〜しむかしは港町として栄えていたというこのあたりも、今はとっても静かな場所になっていて、今はあまり人気のないこのレトロで素敵な町並みが、少しもったいないような気もしたり。
音戸大橋を呉方面から下りてすぐ左手にこの通りがあり、そして通りの入り口あたりにそのお店はありました。
天仁庵というそのお店には、私が買い付けてきた蓮尾寧子さんと同じく陶芸家のご主人の作品も販売されていたり、他にもたくさんの作家さんの作品が並んでいて、空間と作品の両方を楽しめるお店。
中庭の大きな鯉を眺めながらいただいたのは
この大きなかき氷。
シロップがいちごそのもので、ほんっとに美味しかった♡
9月いっぱい食べられるそうなので、お近くの方はぜひ!
こんな美味しいかき氷、はじめて食べた〜!
そして・・
広島滞在のクライマックスは・・
顔ほど大きなメロンパンを食べに・・ではなくて
ずっとずっと行きたがってた・・
ぶどう狩り!
毎年ちょうどいい時期に帰れなくて、ぶどうを送ってもらって楽しんでいたのですが、今年は自分で取って食べるという最高の贅沢。
鶏の産みたてのたまごを取りに行くというミッションは、果たされませんでしたが、梨も摘むことができました。
そうか!梨は木にこんな風にできているんだね!
そんなことも実際に見て、きっと記憶にしっかり刻んでくれたはず。
たまごは取れなかったけど、本物のニワトリは見ることができた。
絵本で、しかもイラストでしか見たことがなかったニワトリ。
こんな鳴き声なんだ。
こんな歩き方なんだ。
そしてちょっと気持ち悪い・・笑
都会っこは知らないことが多すぎる。
私が当たり前に知っていたことも彼らは全然知らなくて、知っていたとしても図鑑でしか見たことがなかったりして、都内の地下鉄の路線図や東京の便利なもの、新しいものにはすぐに触れることができるけど、もっと生活する上で大切なものには触れる機会が少なかったんだなと。
海のこと、畑のこと、自分たちがいただいている生きもののこと、少しずつ触れる機会を増やしていきたいなと思う母でした。
ぶどう園からの帰りに、念願の農家さん直納の広島野菜を購入できる道の駅なる場所へ。
そこで売られているお野菜にはこんなメモ書きが。
「タキイ種苗のロロンです。1番成り、1ヶ月くらい迄はなりませんでした。大変おいしいとの事。ポタージュ向き。味は食べとらんので分かりません。」
作った方の人柄がなんとなく伝わってくる笑
ひとつひとつにこうしてメモ書きがつけられていて、子どもたちには「お野菜は大事に育てられてここに並んでいるんだと」いうイメージが強くついたみたいでした。
東京に帰ってここで買ったお野菜をいただいたときも、「これはおじさんとおばさんが作って、大事につくったんだよ〜ってお手紙書いてくれてたんだよね」といって、美味しく大切にいただくことができました。
スーパーに並んでいるお野菜をただ買うということより、農家の方の存在がそこに感じられるお野菜を買っていただくという経験が、苦手だったお野菜もちょっとひと口食べてみようかなという気持ちに繋がったり、残さずキレイにいただこうという想いに繋がったり・・
とってもいい経験をさせてもらって感謝感謝でした。
ちなみに、ここで購入したなが〜いナス。
お野菜の中で唯一(私が)苦手だったナスも、これを機に食べられるようになりました。娘も一緒に食べるように♫
「美味しくない訳がないよね!」と娘。
確かに!おいしかった、ナス!