学校給食が始まって、「給食が食べられないの」とママ友から聞いたりすることが多く、結構野菜嫌いな子が多いんだなと感じるこの頃。
確かに子どもは野菜が苦手っていう先入観が私にもありました。
だけど・・
うちの子どもたちは野菜大好き。
もちろん苦手な野菜もあります。
食べず嫌いではなく、食べたけど苦手なもの。
お姉ちゃんはコーンで、弟はそら豆。
でも、それもいずれ食べるようになるだろうなと心配はしてません。
だって、はじめは苦手でも、今は大好きっていう野菜、たくさんあるから。
苦手なものは興味を持つようになればどんどん気になって、食べてみたくなるから。興味をもつように、どんな風に育つのかでもいいし、食べるとどんな味がするのかの例えを言い合ってもいいし、噛むとどんな音がするかを聞き合ってもいいし、食べると体にどういいのかを一緒に本で読んでみてもいい。
我が家の食事は基本野菜多め。
メインにお魚かお肉料理があるから、副菜はお野菜で。
例えば、ニラが苦手〜って言っていた頃は、彼らの大好きなもやしのナムルにニラを一緒に和えて出してみる。
「なんでニラを入れんのよ〜!!」
って最初言ってたりするけど、ナムル食べたくて渋々食べ始める。
「ニラ、おいしいじゃん!?」
食べてみると美味しいんだよね。
もちろん、美味しく作る努力をしないと、やっぱり美味しくないじゃんって思っちゃうと二度と口にしようとしないです。
努力が必要。
インゲンを初めて見た時、すごく警戒していたけど、「ねえみて、いんげんって食べるとシャリシャリ音がするんだよ」って言って食べて見せると「私の音も聞いて〜!!」と喜んで食感を楽しんで食べ始める。
「食感」から楽しむのもひとつ。
手強かったのは意外ににんじん。
何度出しても食べようとしなかった。
だけど、それでも私は何度も出すわけです。
懲りずに何度も。
そうすると、たまに渋々食べてみようかな〜って時がやってくる。
その時口にしたにんじんが美味しければ、彼らは次回からにんじんに抵抗を感じなくなる。
せっかく作ったのに食べてくれない・・
時々むかつくこともあるけど、常備菜にしておけば次の日の自分のお昼にしたりできるし、食べなくても無駄にはならない。
我が家では、苦手でもいい。でも食べて苦手かどうか決めなさいと言ってある。
せっかく作ってもらったものを、「いらない!」「嫌い」で食べないのは許さない。
そして私自身も、苦手なものを減らす努力しています。
私はナスが苦手だったんだけど、苦手だと料理に使うことすらなくなる。苦手なものが多ければそれだけ使える野菜が少なくなって、そりゃ当然子どもたちも食べなくなるよね。
料理を担当する大人は、最大限努力すべきだというのが私の考え。
「私が野菜嫌いだから」「料理嫌いなのよね」
って、絶対言っちゃだめ。
だって、親になったのに、一番大事なところで努力しないでどうすんの?と。
食べたものでしか体は作られないのにね。
心の持ちようも、どんな食卓なのかでかなり変わる気がしています。
という訳で、我が家の野菜の苦手克服法は、
① 食感を一緒に楽しんでみる
②しつこく出し続け、おいしく食べている姿を見せる
③そのお野菜は体にどんな効果があるのか話しながら食べる(これ、すごく効果ありでした。キャベツ食べるとうんちがつるんと出るよ!とか、わかめ食べると髪の毛が健康になるよとか。)
④体調が悪い時、何を食べたらいいのかを教える。
熱が出た時に体を冷やす食べ物はなにか、風邪が流行ってる時何を食べたら予防ができるのかそれはなぜか・・などなど。
⑤バイキングみたいに副菜を並べて、自分たちで盛り付けをしてもらう。苦手なものも、少しでいいから盛り付けるようにする。盛り付けたものは全て食べるのが目標。
⑥一緒にお買い物からお料理までやってみる。自分が作ったものをお父さんが美味しいと言ってくれたっていう経験が食べることへの興味につながる気がします。
⑦親が苦手なものを減らす努力をする。(意外とこれが一番大事なのかも)
⑧おいしいものを作る努力をする(当然の義務ですな)
これを”楽しんで”やったことで(←大事)、我が家の子どもたちの好き嫌いがぐっと減りました。
「結果が悪いということは、その過程が間違っているということ」
予防医学について講演活動をされている田中佳先生がおっしゃっていたこの一言がず〜っと自分の中にあるのです。
なんで好き嫌いが多いのか。
なんで風邪をひきやすいのか。
なんで怒りっぽいのか。
なんで疲れやすいのか。
きっとこれまでの生活のどこかが間違ってるんだよ。
ほら、振り返ってみたら思い当たるところがあるでしょう?