私がまだ学生だったころ、それはもう勉強を熱心にするタイプではなく、受験も「あんた、本当に受験生なの?」と自分でも危機感のなさに呆れるほどでした。
どうも私は短期集中型で、なんでも短い時間でものすごく集中してやるタイプなので、長い時間ずっとなにかに没頭したりできない。でも多分、人よりも濃度の濃い時間を過ごすので、時間の短さの割に頭にいろんなことが入っていたりはするんです。
なので、それがたとえ今後の自分の人生を左右するかもしれない受験だったとしても、それはもうマイペース。
両親はどれほど不安だっただろうかと笑。
でも、何時間でも勉強に没頭できる人に憧れていたりもしました。ないものねだり。
だから、長女が「将来体の事を研究する人になりたい。それか、看護師さんとか。とにかく、人の体を治せる人になりたい。」と言い出した時、確かに研究者とか向いてそうだな・・と、なんだか自分ができなかったことを目標にしていくんだろう我が子が眩しく見えたものです。
主人と出会った時も、とにかく勉強熱心で、海外経験も豊富で、日々私が思いつかないようないろんなことを考えながら生きていて、あまりにも自分に持ち合わせていないものばかり持っていることが素敵だなと感じた記憶があります。まあ夫婦になれば、主人が持ってるものは私が持っているようなもの笑
私は同じようにはできないけど、あなたはどんどん活躍してくれたまえ!と全力で応援しています(自分の身の丈にあったことをコツコツと・・と、自分のできることを精一杯ね)。
娘は外見も中身も父親似。
あまり遠くへは行って欲しくないなと思いつつ、彼女が描く未来をできる限りサポートしてあげたいなとは思う。海外へ行くときは、ぜひお母さんを世話役として連れていってねと密かに思うあたり、まだまだ子離れ途中だなって感じですが。
自分にできなかったことを応援しようとしているからか、子供の将来を子供が描き切れていないところまで勝手に描いてしまって期待しちゃうことって時にないですか?
まだ小一だからか、気が向かないと勉強しない&自分がおもしろいと思うこと(今は筆算)ばっかず〜っとやってるんですが、筆算もできるようになったら少しずつ難しくしていこうよという私に対して、まだまだ同じことをやり続けたい娘。
飽きるまでやらせてあげればいいじゃないかと、後になって考えれば思うんだけど。
つい口出しちゃう悪い癖。
私はできたら次へ次へと広く浅く進んでいくタイプなので、なんで彼女がこんなにもしつこく同じような問題をやり続けるのかわからない。わからないけど、彼女の思うようにやらせてあげたほうがいいのかもなと思う。
だって、私、そもそも算数得意じゃなかったし笑
好きじゃなかった人が口出しするなってね。
最近毎朝晩空を見上げるのが日課になってて、毎日がきれいな訳ではないけれど、時々息を飲むほどきれいな空で。
それも、一度として同じ朝焼けも夕焼けもないんです。
毎回違う色、違う表情。
私が知らないこと、まだまだ理解できてないことなんて無限にある。
私が理解できてないことで、こどもたちにはできてることもたくさんある。
もちろん我が子の将来を「各自好きなように、お任せしま〜す!」とはできないけれど、彼らの好きなこと、没頭していること、考えていることをじっと観察していくのも大事なことだなと思う。何を見つけるのかが面白くて、最近はいろんなことを経験させてあげるようにしています。え?そんなことが面白かったの?ってことがいっぱいあって興味深い。
多分、私だって両親の期待通りではないはず。
いや、そうに違いない笑
でも、私は今とっても幸せだし、やりたいことをやりたいようにやらせてくれた両親に感謝しているから。
今度は私が、彼らが自立して生きていけるようにサポートしていかなくちゃね〜。あくまでも邪魔しないように。
というようなことを、ひとりおビール片手に(←夕焼け見てる時ね)空を見上げながら思うのです。