10年目の家族時間

 

夏休みの終わりに、家族で箱根へ行ってきました。

今年はココちゃんのこともあって、夏休みの予定は全て白紙にしていた我が家。
私に自分の家族ができて10年目の節目ということもあり、思い出の場所を巡ってきました。

夫はなにか贈り物をと言っていたんだけど、とにかく私が欲しいものはないというもんで、困りに困っていた模様笑。

私、嘘じゃなくって本当に特別に欲しいものってないのよね・・
アクセサリーもブランドものも興味がないし、あるとしたら新しいカメラとか?
そういえば結婚した記念にもカメラを買ってもらったっけ。

でも、10年目にカメラというのもなんだかな・・と思い、じゃあ家族でどこか思い出になることしに行こうよと。

私が夫と初めてプチ旅行したのが富士山。
1日目雨で全く見れなかった富士山が、翌朝少しだけ晴れてすごくキレイに見えたの。

その時、今じゃ考えられないけどミュウとココちゃんも一緒に旅行してて笑

当時、猫にお留守番させて旅行など。。と思っていた私。
夫はそのとき、「猫たちはかわいそうだけど、この人はきっと一度一緒に旅行してみないと納得しないんだろうな」と思ったんだとか。
それで、できるだけ猫たちが快適に旅できるようにシートも考えてくれて、まあそれでも彼らは旅行なんて行きたくなかったんだろうけど、なんだか不思議とおかしくて不思議な旅だったのを思い出します。

この旅以来、ミュウとココちゃんは夫を受け入れたと私は記憶していて、心を開く相手がものすごく限定されていたミュウでさえも、夫にはべったり。
「富士山の旅でパパはママからの家族になる試験をパスしたんだ」ってこどもたちに言っていたけれど、私からの試験というよりは、猫からの試験だったんじゃなかろうかと私は思う訳で。

多分ミュウがどうしても嫌いだという相手だったら私は結婚してなかっただろうし(それもどうかと思うよね笑)。

まあそんなこんなで、富士山は特別な想いのある場所なのです。

今回の旅でも曇っていてどこにあるのかさえ分からない状態だったんだけど、少しの間だけ「久しぶりだねえ」と富士山が顔を見せてくれて、夫と私は大興奮。

こどもたちは、リアル白鳥と会えて大興奮。
「鳥の白鳥さん、こんにちわ。人間の白鳥です。」って挨拶していました。

学校でよく「ハクチョ〜!!」ってからかわれて嫌なんだよね・・って言ってた娘も、白鳥って素敵だね!こんなにキレイな鳥ならからかわれても気にしないでおこ🎵って。

前にも通った山道で、前にも立ち寄ったこのちいさな山。

記憶を辿って、「ここ来たことある!!」って家族で盛り上がり、同じ場所で写真を撮る。
私はこういう時間が過ごしたかったんだな〜って改めて思った。

ものより思い出ですわ。

いつものお宿の大きな窓からは、大きな山々が見える。

いつもは冬か秋に来ていた箱根。
夏の露天風呂も箱根の涼しい風に当たりながらだとまた絶品✨

「10年、本当にありがとね。
これからもよろしくね」

毎日のようにありがとうと声をかけてくれている夫が、10年目にもありがとうと言ってくれた。

いろいろあった10年だけど、これからもきっといろんなことがあるだろうけど、いつでも変わらず夫は「ありがとう」を言ってくれる。

ありがたいです。

 

そんなことをいいつつ、日記には「今日も分からない夫」ネタが並ぶ笑。
先日家族と私の日記を読み返してみて、夫をディスると面白いということがわかったので、愛を込めてこれからの10年、20年もディスって行こうと思います。

不満をそのまま積み重ねていくと家族が嫌になるけれど、ネタにして積み重ねていけば、数日後には笑いになる。
幸せ家族のように見えて、うちだっていろいろあるんです。

でも、ざっくりみると、愛に溢れた愉快な我が家。
それでよし。

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.