なんとなくの日記①

先日、中国の学生だと名乗る人から、インスタのダイレクトメッセージに「日本の働く女性についての研究をしています。アンケートに答えてもらえませんか」と連絡が来た。

単純にその結果、個人的にも知りたいなと思って、まずは自分が答えてみようかとアンケートに素直に答えてみた。

内容は普通。

Q. 家事はどの程度分担しているのか。

A. うちは土日の気が向いた時しか手伝ってはくれない。

Q. 子育てしながらの仕事で、差別を受けたと感じることはないか。

A. 今は特にない。

Q. 自分の時間をどのくらい持てているか。

A. 満足な時間とは言えないけれど、ある程度持てている。

 

こんな感じのが何問か。

家事の分担については、かなりの割合で家にお金を入れている身としては、それこそ平等であって当然だと思うことはある。でも、自分なりのやり方があって、それがきちんとできていないと納得できない性格なので、ある程度自分の負担が増えるのは仕方のないことかと思っている。

がしかしだ。

そこに感謝の気持ちは表してもらいたい。
大げさなほどにありがとうと言ってもらうくらいでちょうどいい笑。
勝手だけれど、「どうだ、私はこんなに頑張ってるんだから、もっとありがとう!!と言いたまえ」と思う。

ちょうどこの週末、私だけが黙々と掃除をしていて、家族は全員自分の時間を満喫しているという時間があって。
自分たちが散らかした部屋を私一人で片付けていることにやたらがっかりして、気分転換に散歩がてらホームセンターに紫陽花やらハーブやらを買いに行った。

しばらくして(文字通り”しばらくして”)、夫から「どこかに出かけたの?」と電話。

「ホームセンターに来てるけど、一人で心にある虚しさと戦っておりますので、そっとしておいてください」

と伝える。

「そっか・・分かった」

と言って電話を切ったのに、ものの10分ほどで「ママのいるお店に着いたけど、どこにいるの?」と改めて電話がかかってきた。
最近ベストセラーになっている「妻のトリセツ」という本には、「一人にして」という言葉の裏には「一人にしたら承知しないわよ!」という気持ちが隠されていると書かれているらしい。その日の夜、息子からそう教えてもらった。

私の言葉にはとにかく「裏」がない。
子どもたちにもよく言うのだけれど、「私の本当の気持ちに気づいて・・」ってのが私は一番嫌いだ。構ってちゃんかよ!と一気にイライラが増してしまう。

でも夫や子どもたちが、世の妻の言葉の裏にある気持ちを汲み取って急いで来たんだなと思ったら、ちょっとおかしくなって、モヤモヤも忘れてしまった。

最近よく思うのが、言わなきゃ伝わらないけど、全てを言うのも良いことではないのかもしれない、と言うこと。
夫婦といえど、個性の違う人間だから。
夫のことを全て理解せよと言われても困るし、だから私のことも全部受け止めろとも思わない。散歩して気分転換できる程度のモヤモヤなら、疲労とともに流してしまった方がいい。

その夜、夕飯何がいい?と聞くと、「娘はママが作ろうとしてたラザニアがいいなと答え、息子はいつものご飯がいい!!」と答えた。娘は空気を読む達人だ。そして、息子は姉と反対のことを言う達人だ。どうせこの二人の意見が合わないことは分かっていたので、夫に「夕飯何が食べたい?」と聞くと「作れるものでいいよ」と言った。

それを考えるのが面倒だから聞いたんですけど?

モヤった。

たまには考えろよとモヤった。。

エンドレスモヤモヤ。

他人は自分の思い通りにはならないとよく息子に話して聞かせているはずなのに、モヤモヤする。

多分私のこのモヤっとした気持ちに気づくことはないんだろうと思って「みなさん、今私、モヤってます!夕飯が黙っててもすぐに出てくると思うなよ、このカバチタレが〜!!」と、感情を含まず棒読みで伝えてやった。

子どもたちが笑っていた。

そんな日常。

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.