オタ活には覚悟が必要

娘はハマるととことん派。
いわゆるオタクってやつなんでしょうか。
私は何かにどっぷりハマるって楽しいじゃない?(人に迷惑をかけない範囲で)って思っているので、オタ活反対派ではないのですが、世間一般的に「オタク」とカテゴライズされるようなハマり方をすることにはある程度覚悟と受け流せる精神力が必要なんじゃないかと最近感じてる。

というのも、娘は学校でオタクだなんだとからかわれているらしく、ものすごく残念そうな顔をして帰ってくることもしばしば。

確かに、人の好きなものをけなしたり、からかったりするのはあまり好きな行動ではないな。
誰かの好きを自分の価値観だけで否定し始めると、世の中全然面白くなくなっちゃうから。

好きなものを「好きだ!!」と言える人の方が私は付き合ってて面白いと思うんだけどな〜。

娘の鬼滅愛だってそう。
その辺の鬼滅ファンと視点と深さ、ついには広さも全くもってスケールが違うわけです笑
寝ても覚めても鬼滅のことを好きだと考え続けた人の徹底っぷり。
あなたはそこまでできますか?と言いたい笑

まあ確かに、ハマる深さの凄まじさに引くのも分からなくはない。
実際私もたまに引いてる時あるし。
でも、彼女の ”ハマる” はただの子どもの気まぐれじゃないわけですよ。

プリキュアにしても、
セーラームーンにしても、
文房具にしても、
鬼滅にしても、
BTSにしても、

徹底して好きなわけです。
自分の好き歴史をちゃんと刻めてて羨ましくないですか?

私は好きなものが幅広すぎて、あの頃は何が好きだったかなんて思い出せないもの。
さらっとあれこれ好きより、きっと記憶にも鮮明に残るはず。

とはいえ、娘も自分基準でしか好きの判断がなされないので、頑なすぎてある意味ちょっと異質な感じがするのかもしれない。だから、娘にはオタ活には覚悟と受け流す余裕が必要だといつも言っている。

他人から好きなことを認めてもらえない、バカにされることもある・・なんて悩み、一見どうでもいい気がするでしょう?
大人になれば、人とつるまなくてもいくらでも世界は広げられることを理解できるし、
気が合わない人と距離を取りながらさらりとお付き合いすることだって可能だけど、学校っていう狭い社会が一見全てに見えてしまう学生時代にはなかなかしんどいみたい。

学校が彼女たちの世界のほとんどを占めてるもんね・・それは致し方がない。

私が彼女にできることは、たくさんの世界を見せてあげることと、
誰の好きな世界も、他人から批判されるものじゃないことを何度も話してあげることかな。
その上で、自分も人の好きな世界を尊重できるように・・

なんでもそうだけど、突き抜けた何者かになるまでは、あれこれ批判されたり陰口言われたりするもんなのかもね〜。それが世の中の流れに逆らわず右向け右、じゃないと余計にね。

私も実を言うとかなり深い世界も持っています。敢えていわないけど笑
実はみんな言わないだけで、実はどっぷりハマってること(もの)あるんじゃない?
だけど、それは密かな楽しみだからこそ楽しめるって側面もあるしね〜。

「私はこれが大好きなんだ〜!」って大声で言えるって、ある意味すごいことなのかも。