今年のお節はこんな感じ

去年の年末、コロナの感染者数がどんどん増えていき、今や1000人を超す日も。。

そんな状況の中でもお節は作りたいなと思って、長持ちするものは1週間前くらいから少しずつ買っていたのですが、今年は感染防止のために帰省を控える人が多かったせいもあってか、スーパーや築地は年末になればなるほど人でいっぱい!!

毎日感染しないようになるべく外出しないようにしているのに、混雑したスーパーで感染したんじゃ本末転倒。

そんな訳で、真鯛やマグロなどの生魚や長持ちはしないお野菜などは諦めることにしました。
購入できたものだけで、今年はお節っぽいものを。

緑の平盛皿は青木浩二さん

私がお節を作るようになったきっかけは、購入した冷たいお節が苦手だから。
それに加えて、長持ちさせるためか、味も濃いような気もして。

お正月は何かと胃腸が弱ったりもするので、味付けは優しめがよく、それ以来ず〜っと手作りです。思えば、結婚してからは自分で買ったことないかもなあ。

義実家にもいつからか買わなくても良いように、作って持って行っていたので。

プレートは若狭祐介さんの枯金リムプレート。右端の大きな平盛鉢は青木浩二さん

器もみんな同じじゃなく、それぞれが好きな器で食べられるスタイルも気に入っています。

我が家では、栗きんとんと黒豆がグッと甘さ控えめ。
数の子や子持ち昆布は、だしの味がしっかりとして、子どもたちも大好きです。

プレートは蓮尾寧子さん。酢の物用の豆鉢は比呂さん。その他の小鉢は有田焼。

今年はお魚がないので、大きな豚ブロックを買ってきて、焼き豚とローストポークにしました。
焼き豚は、シナモンスティックとお酒、お醤油、みりん、レッドペッパーを入れて、ピリ甘ジューシー。これがお酒に合うんだ〜♪

焼き豚には若狭祐介さんの藍彩 丸鉢

たまごは、グツグツ煮込んじゃうと固くなるので、普通の茹で卵を煮汁に漬けただけ。

炒り鶏もお野菜の味がしっかり楽しめるように美味しいお出汁を使って、じっくり煮ました。

子持ち昆布は去年の秋に娘と行った、青木浩二さんの陶展で娘が選んだ小皿に。

青木さんの白い器も、白だけじゃなく、素地の色も混ざって味のある雰囲気なので、家庭の食卓にすごく馴染みます。

OTUTUMIさんのおみくじピック

去年はOTUTUMIさんのおみくじがついていたんだけど、今年は私が考えたおみくじです。

全て前向きな内容なんだけど、ひとつ凶もあります。(あろうことか、娘に当っちまって・・)
何をやってもウケる。ふざけてないのにみんなが笑ってくれる。そして意図せず人気者になる。みたいな内容です。(ウケを狙ってる訳じゃないのに・・なんでみんな笑うんだよぉ・・ってことで凶です)

息子は「大吉」
何をやってもうまくいく!!
今年はチャレンジしまくっちゃって〜!

意外と元旦お出かけしないと時間がたくさんありすぎて退屈になりがちなので、おみくじもありです。

我が家のお節はあたたかいものと常温のもの。
煮物やお肉、お吸い物などは温かく、その他のものも常温に戻してからいただきます。
だから、全てを温めたり常温に戻したりしないように、食べる分だけタッパーから出して、お重には詰めません。

できる限り冷たい状態のものを食べないように。
お正月はあたたかいものをいただくのが私のこだわりです。
食材が少なくてもそのこだわりは変わらず。

お節といえど我が家の味付けなので、ほぼ1日、大好きすぎてたくさん作る黒豆や数の子、栗きんとんなどを除いては、ほぼ元旦に食べ切ります。
食べ残すものがないことも、私の中で大事にしていること。

元旦から食べ物を捨てる方が縁起が悪いからね。
見た目の豪華さより、ありがたく、美味しく全部をいただくこと。

簡単なものばっか作って〜って思うかもしれないけど、私なりのこだわりは軸にあったりします。
料理が人並みでも、みんなが美味しくいただければそれでよしと。