お姉ちゃんの目印

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入院中、あまりママの話をしなかったというジュリコ。
昨日、夜中に何度も起きてはママ〜、ママ〜とグズり、そして朝方急にムクっと起き上がって吐きました。

その日は蒸し暑くて寝苦しく、少しのぼせてしまったのかなと思っていたけれど、リビングに移動してしばらくしてまた嘔吐。
これはちょっと違うなと思い、病院へ。

先生の診断は「ウイルス性の胃腸炎」。
そうなると、産まれたばかりのあくびくんと同じ部屋にいるのは危険。

別部屋で過ごさせて、ジュリコが泣けばジュリコの元へ。あくび君が泣けばヘルプで先月から我が家に来てくれている母が向かい、母乳が必要なら私がバトンタッチする。
そんな感じで母と私、てんてこ舞な一日を過ごしました。

そして今日。
やっぱり夜中に何度も起きて「ママがいい〜」と泣き、朝方までゴロゴログズグズしていたジュリコ。
昨日の朝から嘔吐は無くなったものの、今度はよく寝る。
ソファに横になるといつの間にか寝てる。

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その症状を見て母が言うには「自家中毒」じゃないかと。

自家中毒って、環境の変化によるストレスとか、かまって欲しい寂しさとか、極度の緊張とか、ハッキリとした原因は分かってないらしいけど、小さい子がよくなる症状なんだとか。

彼女なりに色々無理してたのかなあ。

お姉ちゃんになるのも簡単じゃないのね。

それでも、今日は少しおうどんを食べたりして、何となく昨日よりは笑顔も多くなってきた気がする。そして写真のこれ、お友達のモッチさん(→Click)からいただいた、アルファベットが動物に変身する本。不器用な私には結構作るのが難しいこれ。だけど、こども向けなんだよねえ。私、ヤバいくらいに不器用なんだなあ。だけど、動物が増えて行くに連れてジュリコは大喜びで遊んでる。モッチさん、ありがとう♡

それにしても、いつの間にか気がつくと入院前と口調が変わってる。。

「このライオンさん、ママが作ったのよ」だとか、「ジュリコちゃん、おうどん食べたのよ」だとか。。

なんなんだ、すごく女の子らしくなってるではないか。
今までは、「あのさ〜、ジュリコちゃんうどん食べたいじょ」とかちょっとばかしへんちくりん口調だったのに。たった一週間でこんなに変わるもの??浦島太郎状態だ。それだけこどもの成長って目まぐるしいってことか?

しゃべる内容もいつの間にかきちんとした文章になっていたり、正確にものの状態を表現できるようになっていたり(「黒いありさんがいっぱい歩いててかわいかったのよ」とか「○○ちゃんと滑り台でいっぱい遊んでとっても楽しかったのよ」とか「これ電池ないから遊べないね」とか)。

きっとあくびくんもあっという間にひとりで座るようになり、ハイハイして、またすぐ歩くようになって、いつの間にかことばをたくさん覚えてくるんだろうな。

それなりに時間は経っていて、泣いたり笑ったり悩んだりしてきた結果の「今」なんだけど、それにしても過ぎてみればあっという間すぎてなんだか切なくなってしまう。小さかったジュリコの後ろ姿が、もみじみたいだと思っていた手が、ちっこくていつまでも赤ちゃんみたいだと思っていた足がずいぶん大きく感じられる。いやマジで退院して抱っこしたとき「デカッ!」って思った(笑)

とうとうお姉ちゃんになったジュリコ。

私は産まれてこの方ずっと妹だったので、長女、長男の気持ちって分からないんだけど、きっと色々悩むこともあるんだろうなあ。。なんとなくね、妹の私はなんだかいつも気楽だわっていう感じがしてた。兄の方が絶対色々我慢してたはずだし、自分の欲しいものも私に譲ってくれてたと思うし、なにかと頑張ること、我慢することが多くて大変そうな気がしてた。

ジュリコには長女だからってことで我慢することばかりじゃないようにって思ってはいるけど、やっぱりどうしてもやせ我慢して頑張らないといけないことって出てくるものなのかな。

お姉ちゃんて大変。
だけど、色んな葛藤と闘いながら大きくなるのよね、きっと。
つい数日前まで「あくびくんとちっち(おっぱい)半分こ〜(涙)!」って泣いてたジュリコが「ママのお膝半分こね♪」に変わった。それもちょっとお姉ちゃんになった目印だったりして。

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.