スコチッチ病

CoCoちゃんとMiuくんを予防注射に連れて行ったとき、心臓に雑音があると診断されたCoCoちゃん。詳しく調べてもらう為に、レントゲンと血液検査をしてもらいました。

ちょうど近所にスコの遺伝子について大学病院で研究をされていた先生がいたので、今のCoCoの状態やスコの遺伝子異常について、時間をかけて教えてもらいました。

学者先生なので、話は講義のようで、そして時々頭に入ってるかテストもされるので、私も相方も真剣です(笑)
ほとんどスコの遺伝子まで研究している医者はいないとのこと、近所で出会えたことに本当に感謝。

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血液検査の結果、肝臓の値が正常値の約4倍。
今のカリカリが合っているとはいえないとのことで、急遽変更。
心臓の雑音も相変わらずで、レベルとしては5段階の2〜3、2歳にしては心配なレベルなんだとか。CoCoちゃんのたっぷりな皮下脂肪を落とさなければいけなくなりました。

今回一番顕著に症状に現れていたのが、耳と口。
軟骨が変形しているときに見られる、炎症が見られました。
軟骨が変形するとき、周りの細胞を壊していくので、こういう症状が見られるとの事。

特に耳は真っ赤で毛も抜けて、熱をもっています。

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軟骨のあるところ、この炎症ありという訳で、口にも。

今のところソフトカラーをつけて塗り薬をつける毎日です。
相方がものすごく献身的にCoCoの世話をしてくれて、元々箱入りなのが、増々過保護になってきましたが、本来は甘えん坊なCoCoちゃん。
今が甘え時なのかもしれません。

スコを飼うという時、それが耳折れでスコの血が濃ければ濃いほど、避けられなくなる遺伝子の壁。
CoCoちゃんも今その壁にぶち当たっていますが、私も先生から色々教えていただいて、うまくそれと付き合っていこうと思っているところです。

これからは腎臓にも問題が出て来るとのこと、Miuくんにも言えることなので、今後は野菜を中心に手づくりご飯に切り替えなければいけなくなりそうです。
カリカリ愛好家のCoCoちゃんにとっては不満でいっぱいでしょうが。

まずは白菜とキャベツと人参をコールスロー状態にして、カリカリにちょこっと混ぜています。なかなか食べてくれないけど、根気よく。。。

そして、きれいだと思っていたCoCoの足の関節に変形が見られました。
先生がいうところの「ガコガコ病」
Miuくんほどひどくはないけれど、最近動かなくなったのを考えると、やっぱり痛いのかもしれません。

幸い、CoCoちゃんとMiuくんには、体全般に詳しいスコ科の先生と、精神面でケアしてもらっている優しい女医さんがついていてくれるので、安心です。
今回お世話になった先生が名付けた、スコであるという証明「スコチッチ病」。

CoCoちゃんと同じパターンで症状が出てくる子ばかりではなく、Miuくんのように見た目でハッキリ分かる、関節の変形が最初から見られる子もいます。治るものではないけれど、知って、現状維持する環境を作ってあげることは出来ます。

悲しんでいてもCoCoちゃんは良くならないので、前向きにこのスコチッチ病と向き合っていこうと思います。

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.