いざ、内田悟さんのやさい塾へ!

やさい塾

 

今の私は、決して野菜に詳しくはありません。

まだまだ知らないことばかり。

でも、まずは足を踏み入れてみる。

恥ずかしいとか考えずに質問してみる。

ドキドキしつつ、参加してきました、内田悟さんのやさい塾。

こういうセミナーやお話会などに参加していて、共通していることは、「話し手の話を鵜呑みにしないこと(自分でも考えなさいよってこと)」「メディアからの情報に流されない為に、核となる情報をしっかり理解しておく」「メディア情報の裏にある戦略に気付くこと」

はじめにアシスタントの方から、「中国産のお野菜は買わないようにしている方」と聞かれ、手を挙げました。が、添加物も農薬も、使用量の多い国は中国だけにあらず。日本も韓国も欧米各国に比べて格段に使用を許可されている数が多い。なのに、どうして日本のものなら安全だと思い込んでいるんだろう。先入観。

 

やさいの栽培方法には3つあって、

①慣行栽培:化学肥料を使った栽培法。現在85%がこの栽培法で作られている。
②有機栽培:畑に有機肥料を入れて育ちを良くしている栽培法。家庭菜園もこれかな。
③自然栽培:肥料をまくから害虫が寄ってくるという基本が忘れられている中、自然栽培は土の中にいる微生物が野菜それぞれに合わせて媒介し、野菜を育てる。無農薬野菜は自然栽培でしか成立しない。

私は有機栽培がいいんだと思っていたけれど、内田さんは有機栽培を選ぶくらいなら、まだ慣行栽培の方がましだとおっしゃる。栄養を摂らせれば摂らせるだけよい訳ではないんだそう。

例えば、よく話題になる大きなスイカやかぼちゃ。

それらは、自然界のバランスを崩してできたもので、栄養素がバランスよく含まれているのかと言われたらそうではないんだとか。大味と昔から使われているけれど、それは、ず〜っと成長し続けていて休んでいないことを表現しているんだそうです。細胞肥大を起こしているスカスカのお野菜。

お野菜を選ぶ際も、大きければよい訳ではなく、程よい大きさでずっしりとしたものを選ぶとよいそうです。そして栄養を送る配軸と呼ばれる軸の部分が小さいものがよい。

栄養は、寒い時には少しずつになり、太陽が出ればどんどん送り、また夜になると送るのをお休みする。そのサイクルのバランスが大事なんですって。

そうして成長したお野菜には、しっかり休息もとり、バランスよく育ったしるしがしっかりついている。※ 「子どもと大人のやさいの本」をチェックしてみてください。

やさい塾

 

この日ベジブロスをいただいて、ハッキリ分かりました。

バランスの取れた旬のお野菜であれば、お野菜だけなのにここまで美味しく仕上がるんだと。

コンソメが入っているのかと思ったくらいに、本当にいいお味で。しかもひとつひとつのお野菜がなんともいえず美味しくて。

ベジブロスも、屑野菜では作らないのが内田流。

その考え方も、理解できました。
いくら栄養素が多いとはいえ、農薬がついていて捨てるべきところ。そこを捨てたとしても、盛りの時期のお野菜を使えばそれ以上のエネルギーはいただけると。

それにはまず、日本の季節をしっかり覚えておくこと(立春、冬至など)、お野菜の旬を覚えることと、選び方をしっかり頭に入れることが大事。
これは、下にリンクを貼っておきましたが、「子どもと大人のやさいの本」に丁寧に書かれています。

旬といえど、知らないとまたまた惑わされる言葉のまやかし。

「春キャベツ」「新キャベツ」どちらも旬のように聞こえるけれど、すべてのお野菜の旬は年に一度だけ。どの土地で作られたどの時期のものが「旬」なのか、そこも知っておかないとなんですね。

私、野菜ソムリエの資格を取ろうかどうか迷っていたんだけど、内田さんのお話を聞いて、迷いがなくなりました。「自然治癒」について学ばないお医者さんが多いように、本当の旬、お野菜の本当の知識を身につけたいなら、まずは資格ではないなと。私、今の状態でテキストを開いても、本当は違うんじゃ?っていう疑問すら持たずにすべて鵜呑みにしてしまいそうで。まずはベースを作ることですね。

日々四季をしっかり意識して、丁寧に生活していれば、一年でしっかり身に付くそうです。そう。バランスよくお野菜を食べましょうねと言っても、今旬ではないなすやピーマン、きゅうりなどは食べる必要がないんです。

2月頃までは冬野菜なので「大根、里芋、白菜、ほうれんそう、ねぎ、カリフラワー、ブロッコリー、小松菜、キャベツ、水菜、みかんなど」そして、立春からはトマトやセロリ、レタス、菜の花やタケノコなどの春野菜。

トマトの旬が3月だって知ってました?

私は夏野菜だとばかり思ってました。
ネットで検索してみても、夏野菜のトマトと書かれている記述がものすごく多い。

この辺りも、実際にあの場でお話を聞いて理解できたので、実際に足を運んで話を聞きにいくというのは、本当に大事だなと思うのでした。

ちなみに、やさい塾ははがきを出して抽選で当選すると参加できます。

ぜひ、実際に足を運んでみてはいかがでしょうか?

内田悟さんのブログfacebookもかなり勉強になりますよ。

いやはや知らないことが世の中にはまだまだたくさんありますね。今年はこんな風に、実際に自分の耳で現場の言葉を聞く一年にしたいな。

 

【Memo】

すべて持っていますが、すべてとってもよいです!

持っていて絶対損はないと思いますよ。

 

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.