娘ひとりの頃は育児に躓くことも多く、1日が長いな・・育児ってキツいな・・って思ってばかりいたけど、息子が生まれてからの時間の流れのなんと早く、幸せな気持ちでいられる時間の多いことか。
4年という月日があまりに早すぎて、ショック。
お姉ちゃんと弟、どっちが手がかかるかって聞かれたら圧倒的に弟の方なんだけど、それでも育児は楽しいし、毎日あっという間に終わってしまうし、思い出すこと全てが幸せな記憶ばかり。
それはもうとにもかくにもお姉ちゃんのお蔭。
私ひとりだったらきっとどこかのタイミングで発狂していたことでしょう 笑
息子のイヤイヤ期も、トイレトレーニングも、日々のあれこれも・・すべて上の子がクッションになってくれて、時にすべてを請け負ってくれて。
毎日「もう、我慢できない!」とぶつけようのない怒りを自分の中で爆発させてるお姉ちゃん。
「もう本当にいやだ。なんであんな子になっちゃったの?」
まるでお母さんのような口調で笑
苦労かけてすまないね・・毎日私は彼女にそんな視線を投げかけているのでした。
そんな、毎日「もう大っ嫌い!」って思ってる弟の誕生日。
それでも弟が喜ぶといいなと、ずいぶん前から色々考えてくれていて。
ケーキはBen & Jerry’sの空のアイスケーキにしよう!と早々に決めていました。
弟の名前そのものの青い空のケーキ。
そこに、弟の好きなトミカのろうそくを置いてあげたい。
それから、いつもついつい大嫌い!って言っちゃうけど、本当はものすごく大好きなんだよってことが伝えたくて、内緒でお手紙と仲良しの絵を描いて、「ママ、お誕生日までこれ隠しておいて」そういって嬉しそうに誕生日までの1日1日を指折り数えて過ごしていました。
誕生日のプレゼントをホクホク顔で開けている時、「お姉ちゃんからもプレゼントがあるからね❤️」そう耳打ちしていたけれど・・弟はすでに袋の中のプレゼントに意識集中!(この顔、聞いてないからね)
希望のプレゼントを開けた後にお姉ちゃんから絵と手紙のプレゼントを受け取るも、「これはいらないかな」という・・・!!
男子よ・・4歳にもなれば、少しは”なにものにも代えがたい最愛の姉からの気持ち”というものも大切に想ってくれると、お母さん、ちょびっと期待しちゃってたわよ。
「お姉ちゃん・・大好きなんだよ。大好きって手紙に書いたんだよ!」
「だって、お母さんしか好きじゃないもん。お母さんと結婚するんだもん」
「・・(シクシク泣きながら)もう!男なんて大嫌い!」
その日は泣きながら眠ったお姉ちゃんでした涙。
しかし、翌朝から早起きしては「お姉ちゃんとボクとお母さんの結婚式(あれ?一夫多妻制的な?)」「家族がみんな手をつないで仲良くしているところ」という名の絵を何枚も描き始めた弟。
これを見て「もう、本当かわいい!大好き!世界一大好きだよ!」
何度でも騙されてしまうお姉ちゃん。
またすぐに「もう嫌!大っ嫌い!」って叫んでしまうとも知らずに・・笑
4歳になっても相変わらずお母さん”だけ”が好きとかわざわざ言うし、ママと手を繋ぎたいっていうお姉ちゃんを体当たりで阻止するし、他のお友達とは仲良く遊べるのにお姉ちゃんとだけはジャイアン並みにおもちゃを奪うし、自分のやりたいことを中断されるとすぐ泣く。
まったくもう・・困ったねえ。
そう言いながら、なぜか彼がニコっと笑うと夫を除く、みんなが彼を許してしまう。
実のところ、お姉ちゃんだけじゃなく、私も息子のその笑顔には弱いのでした。
「ニコってすれば許されると思って・・ろくな大人にならないよ!」
お姉ちゃんの捨て台詞が4歳の誕生日の思い出です 笑