毎年苦労します、年賀状・・

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巷では、こどもの写真を使った年賀状を送ると気分を害される方が結構いるそうな。

人のうちのこどもには興味がないわよという方やこどもが欲しいと考えている方には辛いだけだとか、そもそも他人の幸せを見るのが嫌な方・・

かといって、この人は人の幸せを妬んでそうだわ。なんて想像して、当たり障りのない年賀状を送るっていうのも失礼な話よね。

そんな訳で、子どもたちの成長のご報告も兼ねて(私たち夫婦の加齢に伴うご報告は省略)、毎年義理なしの、友人家族のみに送る年賀状には子どもたちの写真を使わせていただいている私ですが、写真を使うからにはクオリティーにもこだわらなくてはと、毎年かなり力を込めております。※ 筆無精のため、逆に友人や家族以外には送りません。

 

なんとなくですけど、出来合いのデザインをそのまま印刷して出しただけの年賀状には全く感情移入ができず、最近は宛名も印刷できちゃうから、なんかそこにその人となりが全く入ってこないというか。

便利なのはいいことだけど、ちょっとひんやりとした印象を持ってしまう訳で。

そんなこともあり、私は宛名とひとことご挨拶をすべて手書きで書きます。
ひとりひとり友人の顔を思い浮かべながら書くからこそ、年賀状の意味もあると・・思いません?

写真も、せっかく使うなら、携帯の顔がよく見えないものを使ったりするんじゃなくて、もっとなにか伝わるような写真を使いたい。

ありがちなのは1年の間に撮った写真を、あの100mm X 148mmの小さな枠の中に何枚もレイアウトしてしまうパターン。あれはいかん。よく顔が見えない写真をわざわざ印刷する理由が分からない。

今年一年をお知らせしたいなら、ちゃんと分かる写真とともに手紙かメールで送ればよいではないか、と。アメリカの親戚から毎年クリスマスの時期に、この一年どんな風に過ごして来たかを何枚かの写真とともにPDFにまとめてメールで送られてくるんだけど、そういうのは本当に嬉しい。

段々大人になっていく子どもたちの表情を見るのも毎年年末の楽しみだ。

そこまでまとめるのが苦手な私のようなタイプは、渾身の一枚を使った新年のご挨拶にたくさんの力を注ぐしかないのだ。

さて、そんな訳で、今年の年賀状もみんなが見てほっこり幸せな気持ちになれますようにという願いを込めて、5つのポイントを押さえつつ作りたいと思っております。

 

① 携帯で撮った写真は使わない。
案外歪んでいたり、ぼけていたり、生活感でいっぱい過ぎて新年にふさわしくない写真になったりする。光が十分な場所で撮っているなら使えるかもだけど・・

② とびっきりの笑顔、もしくは思わず吹いてしまうような表情で新年の笑いを提供。

③ お年玉付きの年賀状に印刷する。
案外プチHAPPYだったりするでしょ?

④ できあいの年賀状デザインに写真をはめ込まない。
よくあるディズニーフレームに写真をはめ込むのとか避けたいところ。デザインができないなら渾身の一枚に「あけましておめでとう」でOK!

⑤ 宛名は手書き。ひとことご挨拶も当然手書き。
すべて印刷のみの年賀状は一瞬で捨てられることを覚悟せよ。

 

そんな訳で、11月の今頃から年賀状のことが頭から離れない日々を送ることになる訳ですが、「今背景もバッチリ!いい写真が撮れそう♡」と思うと、下の子のテンションが高くなりすぎてお姉ちゃんに丸かぶりな写真になったり・・・

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よし、思いっきり走ってるGA・MU・SYA・RA!な写真にしてみるか〜!と思うと、案外ふたり揃って撮れるのはスタート時点だけで、ぐんぐんお姉ちゃんが弟を引き離して、いい位置に来ると一人しか写ってなかったり・・

なかなか難しいもんです。

まあ投函リミットのクリスマスまで常にデジイチ持ち歩いていい瞬間をおさえようと思っております。

年賀状を書かない人も増えているそうですが、もらうとすごく嬉しいので。
今年も力作送ります!
みんなの年賀状も楽しみにしてるよ〜!(プレッシャーかけてみる)

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cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.