ようやっと浅利先生の講演話

あまりに先延ばしにしすぎて忘れてしまいそうなので(笑)この辺でいい加減書いておこうと思います、浅利先生の講演のこと。

先日茶葉ランチでもこの話をしたら、ママ友食いつきまくり。
聞きたかった〜!!!と何度も言っていました。
次回またお願いできることがあれば、誘うわ!!
絶対自分のためになるもの〜。

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さて、私が以前浅利先生にお会いした時、「ここに来る子はホントみんな穏やかでいい子ね〜お母さんたちの気持ちが落ち着いてるからだね」とおっしゃっていて、すかさず

「でも先生、私、上の子には結構ガミガミ叱っちゃったりしちゃったんです!しかももう3歳!”絶対叱らずとにかく愛情を注ぎ続ける”0歳から3歳にそれができてないんです!どうしましょう!」

って相談させていただいたんです。

他我であって自我。

こどもは 他我だけど、10ヶ月母親のお腹の中にいて、母親の影響を受けながら生まれ、そして0歳から3歳まで母親の穏やかな愛情でもって大人になってから人に愛される、人を愛せる人になる人格の土台ができあがっていく。お母さんの心が安定していないと、こどもも不安定になる。まるで自我のような存在。

確かに、私は長女を育てている間、自分自身まだまだ子供で、自分の思い通りにならないことを彼女にぶつけてしまったこともあって、気付くと人の顔色を見る子になってしまっていた。ものすごく親の愛情を求めていて、親が怒ることを恐れてる。時々聞き分けのないことを言って、私の愛情を試したりもする。なぜか私がいなくなることを不安がっていて、「大好きだからずっとそばにいてね」ってそっと言いにくる。

そんな彼女とのやりとりを思い出して急に不安になってしまって、先生にアドバイスを求めました。

すると先生は、「まだ大丈夫。この子、いい子じゃない。7歳までにしっかり親子の関係を持ち直せばいいのよ。」

と言ってくださいました。
それ以来、ガミガミ怒っていません。もちろん、いけないことはきちんと教えるし、弟を泣かせたりいじわるしたりしたときは叱ってるけど、でも、感情的にガミガミ叱ることはやめました。
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選択理論心理学では、7つの外的コントロールと内的コントロールを実践していきますが、子育てでも同じ。
外的コントロールの方、ついやってることあるんだよなあ。。って未だに思うけれど、仕事部屋の目につく場所にHOMEでもらえるこの紙を貼って、 時々自分を持ち直す習慣をつけています。

今、批判する、責める、文句を言う、ガミガミいう、は確実に避けているけれど、つい言うことを聞かない娘に「ちゃんとごはん食べないと鬼さんくるぞ〜!」って言っちゃう(笑)それって脅してるよね(笑)
ついつい。。

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3歳から7歳。
うちはちょうど今、脳の基礎作りの時期に入っています。

今のところこれ全部普通に実行中。
こどもってそもそも人をバカにしたり、損得考えて行動したりしないから、大人がしなければこどもは当たり前のようにしないもの。
自分がした失敗(娘の場合は弟にしてしまった意地悪とか)をやってしまった後にすぐ後悔するようで、弟にきちんと謝っています。これ、私なかなかできないんです。夫に対して。悔しかったり、本当は誰かに甘えたいのに全く甘えさせてもらえないもどかしさから。。
こどもに教わることが多いです。

集中して考える、これが唯一苦手な彼女の目標かな。

私は今ここで、今までしてきたガミガミのフォローも一緒にしています。
手が付けられないくらいグズってるとき、「パパ嫌い!ママ嫌い!」って言ってる時、ほぼ100%心は真逆。甘えたい、大好きの裏返し。だから、「そうか〜、でもママは大好きだけどな〜」ってぎゅ〜ってすると、もう大泣き。もう「大好き!!」がいっぱいになってどうしようもなくなっちゃうんですね。それが分かってからはもうどんな時でもこどもがかわいい。

この話をしたとき、ママ友が「うちはもう9歳なんだけど!どうしよう(涙)挽回できんの??どうなの??」って焦っていたなあ(笑)。私は彼女の性格を知ってるから大丈夫じゃない?って思うけど、本人的にはやっちゃった感があるらしく、後悔オーラでいっぱいに。でも、それに気付いた今日から繰り返さなきゃいいんだものねえ。気付くって大事だわ〜。

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はい、そして10歳以降。
私自身遊びまくっていたお年なので、子供たちに偉そうなことは言えないのですが、34歳になって、あの頃なんでがむしゃらに勉強しなかったのか、してたら今人生変わってるはずなのに。。って思うので、同じ後悔をしないようにガンガン勉強期、彼らが望む教育を提供できるように財力をつけておかなくてはと思っているところです。

先生はカウンセリングで「自分がどうなりたいか、それを達成するために何をしなくてはいけないのか」を子供たちに考えさせ、自分の目的を明確にさせるんだそうで、だから彼らは迷うことなく自分の成功への道を進むことができるんだとおっしゃっていました。

今、遅ればせながら私も同じことをしています。
5年後10年後、自分はどうなっていたいのか。そのために何をすべきなのか。だから、毎日自ら早起きして毎日コツコツ勉強し続けていられるんだろうなと思います。きっと両親が聞いたらびっくりするね。あんなに勉強しなかった娘が毎日4時に起きて勉強してるとは!!って。

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成功するこどもに育て上げるために、HOMEはどうあるべきか。HOMEの役割とは?実際HOMEに参加してる方はどう変わってきているか。

自分を振り返って反省し、今の自分を受け入れながら少しずつ成長して行く場。

客観的に自分を見つめるってちょっと怖いけど、それができると気付くことも多い。人の言葉で気付くことも多いし、なによりひとりで生きれる人なんていなくて、常に誰かが自分を支え、助けてくれてるから今があるっていう感謝の気持ちを常に持つことができる。

すごいよね。

気持ちひとつで表情も変わるし、生き方も変わる。
より周りの友人や家族を大事に思うようになって、だからともだちがいなかった私に、今こうしてたくさんの友だちがいる。

これもきっと両親びっくりよ。
学生時代、遠足でも一人でいた私が、今じゃしょっちゅう友だちと会ってるですって〜!?ってね(笑)

最後に、このお話の途中である男性のエピソードをお話されていたのですが、とっても印象的だったので。
お母様を幼い頃に亡くされた男性。自分は母親に愛されていたんだろうかとずっと心に引っかかっていたんだそうです。そのとき浅利先生が「私はね、お母さんはものすごくたくさんの愛情をあなたに注いでいたんだと思う。だって、今のあなたは大成功して、周りにはたくさんの人で溢れ返っていて、みんなに愛され必要とされる毎日を送ってる。それは、わずか4年という短い間でも、たくさんの愛情を受けて育ってきた愛情の土台があるからだと思う 。」とおっしゃったんだそうです。それを聞いて心のつっかえが取れたんだとその男性はおっしゃっていました。「母親から否定されることなく、4年間愛され続けた結果、こうして幸せな毎日を送れているんだな」って。

という訳で、今日からガミガミ怒るエネルギーをギューって抱きしめる愛情に変えましょう。
いや、分かるよ。忙しいのに、疲れてるのに全然言うこと聞かない!!キ〜!!!ってなる気持ちも。
分かるけど、その積み重ねの結果を思うと恐ろしいものね。
修行ですよ、まさに。修行たるや易しいものではござらん。

がんばろう、ママたちよ(笑)

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.