こどもを可愛く撮るコツ〜1歳児編

よく、こどもを可愛く撮るコツってなに?と聞かれます。

コツというほどのものではないのですが、まず被写体を笑わせるために最大限おバカになることです。

注意を引いて視線をカメラに向けるために物まねをしてみたり、声で笑わせてみたり。
変顔は欠かせないので、恥ずかしがらずにフェイスヨガをしてるんだと思ってやってください。

特に1歳児はより素直なので、笑顔写真を撮るのが簡単です。これが娘くらいの年になると、「ごめん、今ちょっと忙しいから」などと門前払いを食らうことの方が多いので。。(涙)1歳児のうちにこれでもか!と撮っておくのをおすすめします。

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私がカメラを買って、よく言われたことは「とにかくたくさん撮る」でした。

「サッカーがうまくなりたいなら、まずサッカーボールと仲良くなること」誰が言っていたか忘れましたが、それと同じでしょうか。使い方がいまいち分からない頃は常に持ち歩いていましたし、とにかく撮りまくっていました。

確かに、数撮りゃ1枚くらいいい写真があるはず。

。。。なのですが、私、ただただ数をたくさん手当り次第に撮る時って、大抵いい写真がないんです。不思議と。

だから、あ、この表情!っていう瞬間に数回シャッターを切る感じ。こどもの写真を撮りすぎて、いい顔をする瞬間が分かってきたのです。今の私の撮り方はこんな感じ。しょっちゅう撮ってるから、数撮りまくってると、データの整理も大変ですし。。

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毎日見てると、どういう時がこどもにとっての至福の時なのかが分かるようになります。

息子の場合は分かりやすくて、とにかく食べてるとき。彼の食べたいように放置しておくのがいい写真を撮るコツ。ここで手伝ってあげようなどと手を出したら途端に泣き出すか怒りだします。

この、「こどもにとっての至福の時」はずっと見てる親にしか分からなかったりもしますよね。だから、私は親の撮るこどもの写真が一番いい写真だと思うのです。食べ散らかしてすんごい大変な状況になっていても、後になって見返すと、そんなすごい状況が逆に笑えてくる。育児の大変な部分も残しておくと、結構おもしろかったりして。私、結婚、出産、育児。。この中で育児が一番イメージから大きく外れるものだったの。みなさんはどうですか?これほどまでに大変なもので、これほどまでに楽しくて、これほどまでにおかしいものだとは。。いい意味でも悪い意味でも想像を絶する日々。

それでも、こどもの笑顔って一瞬でしんどかった記憶を消し去ってくれるから不思議。特にふたり目の育児は、ホントすごく力が抜けててそれはもうほぼほぼ楽しいばかり。しょっちゅう病気になったり、大きく気がかりなことがあったりすれば、心配は人一倍するけれど、それでも今こうして笑って元気に生きてくれてるから、それでいい。

カメラを向けながら、いつも以上に色んな気持ちが私の中を巡ります。

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最近息子のマイブームは、食べてるものを得意げに見せること。

ほら見て!と口を大きく開ける顔が私の大好きな表情のひとつです。私がなにかを食べてるときも、ツバメのように口を大きく開けて「僕にもちょうだい!」とアピール。親ばかながら、かわいくて感動。。そんな時もすかさずシャッターを切るなど(笑)パー子か!とつっこまれそうなくらい、感動しながら指は冷静にパシャリ。。

カメラの使い方はぜひ覚えてください(笑)設定はどうしてる?ともよく聞かれるんだけど、私は常に「M」。

そのときの気分で設定を変えて撮っています。が、最近好きなのはパッキリした色よりナチュラルな色。やや露出オーバーよりな設定にしています。

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こども写真はほぼ親の自己満足ですが、それでも飾りたいくらいかわいい1枚が撮れた時は興奮してしまいます。

そんな1枚のために、私の好きな表情、好きな光景、残しておきたい場面、自分の宝物になる瞬間を切り取るために、日々どういう写真が撮りたいのか、さらにそこにつける文章なども無駄に考えながら生きています(笑)

私の場合はblogをやってるのも大きいのです。
遠くに住む両親に、孫の普段の表情を見せてあげたい。その手段が私にとってはこのblogだから。なかなか誰でも見ることのできるこの場所に全ての写真を出すことは難しいし、そろそろ息子の写真も控えるかなどと考えてもいるんだけれど、見せてあげたいと思う場面を逃すことなく切り取ることをいつも意識しつつ、こうしてblogに載せてもいいんじゃないかと思えるようなレイアウトにしてみたり。部屋に飾るためにアングルや構図を結構考えて撮っていたり。

顔が整ってるとか整ってないとか、そんなことはどうでも良くて、どんな顔でも家族にとってはたまらなく愛おしかったりするもの。

泣き顔、笑った顔、怒った顔、困った顔、ふと見せる変な顔。笑っちゃうくらいぶっちゃいくな表情。
どの瞬間も、あとになって見返した時、撮った当時と同じくらい幸せな気持ちにさせてくれるから写真って大好き!

最近私は、仲良くしてる友だちの子たちのこともよくよく観察して、いい写真を残そうって思っています。
見てて。きっと大きく引き延ばして部屋に飾りたくなるような写真、撮るからね♡

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.