広島帰省記、最終回。
最後に、どうしても、どうしてもお参りしておきたかった宮島へ行ってきました。
子供が生まれてからは初めてかも。
マイペースな子供たちを連れて、暑さ対策もしながらの道のりは思いのほか大変だったけど、それでもやっぱりお参りして良かった。
言葉でうまく表現できないけれど、少しほっとしたような感覚。
今年に入って、ホント大変なことばかりがあって。
笑っていたけれど、やっぱりしんどかった。
それでも、乗り越えられる自分であったこと、家族が笑って過ごせていることのお礼をお伝えしたかった。(それと、もうこの辺で試練はおしまいに・・という淡い期待も添えて)
鳥居を見てほっとするという感覚は、広島育ちながら宮島に数回しか訪れたことがない私には驚きで、一日ずっと鳥居の存在を意識しながら過ごしておりました。
子連れだとなかなかゆっくり落ち着いて歩くことはできないけれど、それでも時々しみじみと噛み締めながら歩いてみたり。
ここで一度呼吸をして、明日からはきっと新しい一日。しんどい状況からは抜け出すイメージ。
そんな、宮島の神様に寄り添う時間を満喫したい私とは裏腹に、やっぱり行き着く先は宮島水族館で(笑)、でも、広島ならではの牡蠣の水槽を珍しく眺める子供たちを見るのもまた楽しく。
思いがけずいい写真が撮れたりと、収穫もちらほら。
よ〜く見ると、後ろで子供たちが落ちない様にと支えるばーばの手が(笑)
このニモとの写真、デジイチ持って来てたらもっといい写真になったろうに・・と悔やまずにはいられない。
イルカが子供たちの前でピタリと止まってくれた。
なんてかわいいの♡
これもうちに飾ろう♪
ビビリのジュリコがヒトデを触るという、旅先ならではのチャレンジも。
東京にいるときより、少し虫や動物、そのほかの生き物に大胆になれるみたい。
時々こういう体験もいいね。
帰り道。
昔、宮島は女の神様だから、カップルで行くと焼きもちを焼いて別れさせるんだとよく聞いてた。
だからなかなか主人とここを訪れる機会に恵まれないのかな(笑)
よく分からないけど、導かれるままに訪れた宮島。あとから神様について調べてみるとこんな記述が。
宮島の厳島神社は推古元年(593年)に創建。佐伯景弘が嚴島神社を崇敬した平清盛の援助を得て、今日のような廻廊で結ばれた海上社殿を造営。そしてそこには、三女神がお祀りされています。
三女神は古くから国家安泰、海上交通、経済、芸術活動の神様としてもよく知られています・・と。
経済、芸術活動と聞いて、大好きな仕事をこれからも続けてもいいんだ!と勝手に解釈した前向きな私。これからはお仕事も順調でさらに発展し、大変なことが起こっても仕事と家族が私を支えてくれる。そんなメッセージを受け取りました(もとい、自分で作って自分に言い聞かせました笑)ゼロからのスタート。進むだけ。
気の遠くなるような歴史の重みと、圧倒的な大鳥居の存在感。国籍を問わず、人が皆立ち止まって、ただただ大鳥居を眺めてる姿を見て、眺めているだけでほっとする感覚をそれぞれみんな私と同じく感じているのかなと思った。
この大鳥居、地面に埋め込まれてるわけではないの知ってました?小さい頃、遠足でここに来た時、ただ大鳥居の重みだけでここに立っていると聞いて驚いた記憶があります。それをふと思い出しました。台風でなんども回廊が壊れる中、大鳥居はびくともしない。
本当に素晴らしい場所。
また今度の帰省でも、どうにかここに戻ってきたい。これまで思ったこともない気持ちを強く感じた一日でした。