ミュウがこの世を去ってから2月28日で一年です。
私を置いてこんなに早く行ってしまうなんて・・と、毎日泣いて泣いて過ごしていた1年前。
私と猫たちの平和な毎日から結婚して、妊娠して出産して、子育てに奮闘して、泣いて笑って悩んで・・をすべてそばで見ててくれた猫たっだ。
結婚した相手には連れ子ならぬ連れ猫がおり、しばらくはミュウもすねていたけれど、その猫を連れて来た人間と思いがけず気が合い、「まあ・・いっか」と少しずつ諦めてくれた。
ちなみに、私がココを連れて帰った時には半年程ミュウに触らせてくれなかった(怒って怒って笑)
私が座ると、膝が暑ければこうして椅子と私の間に挟まってでも一緒にいたがった。
触って欲しい時は、鼻をひくひくさせて私の前にごろんと横たわってアピールしてた。大好きな首から肩にかけてのマッサージ。幸せそうな顔を見るのが好きだった。
大好物はゼリーやケーキ。
だけど、健康のことを考えるとなかなかあげられなくて。
時々ゼリーのふたをペロペロさせてあげるくらいだった。
今は、主人が必ず家族のゼリーを買って帰る時、ミュウのものも買ってくる。今なら思う存分食べられる?猫とは思えないどんくささで、高いところにも上がれなかったし、偶然上がれたとしても、下りる事ができずに困っている・・そんな猫だったけど、ゼリーの匂いがしてくると、文字通り飛んでやってきて、犬みたいにしっぽふりふり、「ちょうだいちょうだい!!」ってアピールしてた。
娘が生まれてからは、喜んで子守役に。
蹴られても抱きしめられても我慢して、ひたすら子どものそばにいてくれた。
子どもたちふたりとも小さな動物に対する接し方をミュウから教わった。
大好き。
丸くてごつごつしてて、まんまるな目で私を見てて、か細い声で時々私を呼び、丸くて短い前足で私をちょいちょいして、隙あらば私の膝に来るミュウが、1年経っても私の視界のどこかにいるような気がする。
同じように、ミュウの事が大好きだったココも、ミュウがいなくなってからちょっと寂しそうだよ。
遊び相手がいなくなって、どこかつまらなさそうだよ。
ココは、人の膝に来るような子じゃなかったのに、呼んで走ってくるような子じゃなかったのに、今じゃ呼べばすぐ走ってくるし、膝に乗って来て甘えるようになってきたよ。
何年経っても大好きなミュウ。
一緒にいた時間を思い出せばまだまだいくらでも涙が出て来てしまうけど、命日くらいはこの気持ちを解放してもいいかな?
私にたくさんの友達を作ってくれたのも、家族を作ってくれたのも、全部きっかけをくれたのはミュウだった。
大好き。
だ〜い好き。
いつもミュウのお骨の前にはゼリーがあるけど、今日はケーキやお花でいっぱい。大好きなものをたくさん食べてね。お花は特に好きじゃないと思うけど、きれいなお花がよく似合う猫だったからね。
いつでもミュウくんに話しかけられるように、ミュウくんが寂しくないようにと、主人がミュウのお骨をリビングのみんなが見える場所に置いてくれて、この一年毎朝起きるとおはようを言い、悩みがあるとミュウに聞いてもらい、一日も忘れることなく過ごす事ができました。
私の精神安定剤のような存在だったから、もう少しそばにいてくれると嬉しいんだけどな。
とはいえ、彼の魂が喜ぶ場所で暮らしてくれていればそれでいい。私は短い時間でも、たっくさんの幸せをもらったから。
きっと私は毎年、こうして「ああ、なんてかわいい猫だったんだろう」って、思い出しては笑ったり涙を流したりする。亡くなった後も、私を幸せにしてくれる猫なんだ。