訛りが顔を出す瞬間が好き

ミッツさんの紡ぐ言葉が本当に好き。

AARONの中国語訛りの良さがものすごく素敵に活かされてる、この「MOISTURIZING」。

昔は語学を勉強するとき、とにかく発音をネイティブに近づけて・・日本語訛りが直らない発音を使うときが恥ずかしい・・そんな風に思っていたけど、今はこの訛りがなんとも好きなのだ。

周りに日本語の達者な外国人が多いからか、訛りの愛おしさをひしひしと感じる。これがネイティブ並み、もしくは「あれ?日本育ち?」ってくらい上手だと、その音に興味をそそられない。

またミッツさん独特の「イイ男に歌って欲しい言葉やセリフ」が絶妙。

”フラれちゃいなよ 悪くないだろ
どんな未来 WILL BE ALL RIGHT なんも関係ない”

AARONに言われたい。そのセリフ。でもこれ、もちろんフラれちゃいなよ、俺がいるじゃんってことよ?フラれて一人になるだけ・・ってのじゃなく。

ただ、実際の歌詞は・・

”降られちゃいなよ〜”

だったんだけど。勘違いだったけどいい音だ笑。そしてこんなこと言われてみたい・・かも笑。

 

息子が今英語の音を一生懸命覚えていて、発音もかなり正確に練習していたりするんだけど、それでもやっぱり日本語の訛りはすでにあるのよね。

それがまたいいのよ。

もちろん言葉だから伝わる音じゃないとだめなんだけど、それでも、やっぱり日本語の名残は残しておいて欲しい。きっと素敵な音になる。

東京でふつうに標準語を話していた人が、ちょっと気を抜いたときにふと関西弁の訛りを出して話す瞬間のあの感じに似てる。私、関西弁のイントネーションがすごく好きなの。普段の会話の中に大好きな関西弁が顔を出す瞬間。わかるかな、この感覚。

そう思うと、訛ってていいからどんどん英語もはなしちゃいなよって思うよね。自分にそう言い聞かせることにしよう。

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.