子供が自由に収集→分類→整理→展示

キュッパの博物館

 

10月1日は都民の日。

都民の日は、都内のいろんな施設が無料で解放される日な上に学校もおやすみなので、こどもたちは都民の日にどこへ行こうかとかなり前からあれこれ計画していました。

我が家は我が家は東京都美術館で「キュッパの博物館」を見てから上野公園でお弁当を食べ、上野動物園へ行くコースを計画。

指折り数えて都民の日を待っていた矢先・・二人揃ってひどい胃腸炎に涙。

前日まで高熱も出ていて、これはさすがに都民の日とはいえ家で静かにしてないとだね・・と悲しい雰囲気になっていました。

そして都民の日当日。

熱は下がったものの、朝からしんどそうなお姉ちゃんが「キュッパだけはどうしても行きたいの。体調が少しよくなったら連れてって。少しでいいから。お願い涙」

私だって連れて行ってあげたいけど・・キュッパの博物館

お昼になると、お姉ちゃんの表情も明るくなって、ずいぶん元気そうになってきた。

気合とはこういうときに使うものなのね笑。

10月4日までだったキュッパの博物館。
確かに都民の日に行っておかないと、もう行ける日がない。。
シュレックに出てくる猫ちゃんのような目で「おねが〜い」と訴えるこどもたちに負けて、短時間だけという約束で弾丸キュッパツアーへ。

キュッパの博物館

「収集」はキュッパがしてくれていたので、それを「分類」するところから。

上の子はは「わたしがかわいいと思うもの」
下の子は「チクチクするもの」

このテーマで分類していきます。

彼らが思う”かわいい”と”チクチク”なので、誰がどう感じようと自由。私も口出ししません。

キュッパの博物館

誰か自分以外の人に見せてわかりやすいように、整理していきます。

どう並べたらみんなわかりやすいかな。見やすいかな。

キュッパの博物館

そして、何をテーマに分類したのかを紙に書きます。

”タイトル ちくちくするもの

解説 さわってちくちくするものです”

キュッパの博物館

”タイトル かわいいもの

解説 わたしがすきなものです”

子供たちが拾ってくる「なんでこんなもの拾ってきたの?」なゴミ・・もとい、宝物たちが、分類する作業を経て面白い観察材料になる。じっくり観察してみると、石でもクギでも布切れでも葉っぱでもどんぐりでも・・なんでもおもしろく感じる。

なんでもじっくり見てみたくなる。
いくらでも見過ごしていけるものにフォーカスしてみることの楽しさを知ることができるのが、キュッパの絵本の面白さ。

キュッパの博物館

きれいに並べたら、展示してたくさんの人に見てもらいます。みんなが集めたものも見て、自分じゃ思いつかないテーマだったり、自分とは違う感性に触れてみるのも楽しい。

quppa8

ほんの少しの短い時間だけだったけど、リアルなキュッパの世界を垣間見れて楽しかったらしい。

帰りに、あったかいパンダココアを飲んで帰りました。

先日学校の関係で「理数系の子供を育てる方法」なる講演会参加してきたのですが、その時にしきりに仰っていたのは、「未就学〜小学生の時期に、たくさん彼らの興味を刺激してあげてください。それが、理科が好き、算数が好きな子に育つ第一歩ですから。」ということ。

確かに、なぜ?から始まるお勉強はきっと楽しい。

数字とにらめっこしているより、ずっと大きな好きに繋がりそうな気がしました。
娘は「生体の研究をする人」になりたいそうなので、今の時期は彼女の「知りたい」「なんでだろう」がいきつく場所を探してきてあげたいなと思う。

私にとっては子供のころ全く興味を持たなかった分野なので笑、今になって理数分野の意外な面白さを教えてもらって、娘に付き合ってあちこちお出かけするのも、結構楽しかったりして。

cocomiu
cocomiu (as a designer and an illustrator) lives in Tokyo with my husband,daughter and cats. likes taking photos, doing yoga and shopping.