なんてことないことなんだけど、やけにリアルで自分的に面白かった、夢の話。
ちょうど私が離婚をして、また一人暮らしをはじめたところから、その夢の記憶が残ってる。
家具のひとつひとつまで詳細に描かれていて、これが夢とは思えないくらい。
リビングには大きなテーブルが置いてあって、そこにはいくつもの美味しそうなお料理とお酒。
今夜は友達がくる夜のようだった。
私はダイニングテーブルの横にあるソファにゆったりと寝そべって、「離婚してよかったな〜。やっぱり一人がいいや。」って思ってる。
私が一人暮らしをはじめたのは兵庫県の西宮。
またあそこで暮らしたいなと思っていた場所。
離婚した相手は今の旦那さんではなかった。
ということは、今の旦那さんと結婚しなかった私の辿っている世界かな。
子供を産んだ記憶もない。
私は働きながらまた大学に通い始めてる。
すべての時間を自分の為に使って、自分の為に働いて、自分の為にお金を使う。
それもまた幸せだなとしみじみ考えている。
夜には友人が遊びに来て、お酒を飲みながら楽しく時間を過ごしてる。
時間を気にすることもない。
ある意味、私は完全に自由だ。
もうず〜っとひとりでいたいな〜。
幸せに浸っているところで、ココ猫アラームが聞こえて目が覚めた。
おひとり様のひとコマを見ただけだったけど、しばらく横にいる子どもたちをボーッと眺めてしまった。
あ、そうか。
私子供産んで、違う人と結婚して、また別の人生を生きていたんだっけか。
ものすごく変な感覚で、ちょっと寂しいようなほっとしたような。
今夏休みでひとりの時間がほぼゼロだから、ひとりになりたい願望があったのかな・・
主人は「ないモノねだりじゃない?」って言ってた。
困った時にいつも助けてくれる主人の存在はとてもありがたいし、そこにいてくれるだけで私の生きる糧になるこどもたちのいない人生は考えられない。
それなのに、どうして私はひとりでいたいと思うんだろう。
人って複雑ね。
あの時別の選択をしていたとしても、結果、私は幸せに暮らしているんだな。
残念ながら私が経験できるのはひとつの人生だけだから、それなら自分が楽しく生きていける選択を、人に遠慮せず選んでいかなくちゃな〜と今しみじみ感じてる。
家族を持ってから、どこか自分の中で「奉仕」な意識が強くて、自分の希望や意志は、家族がどう思うのか、家族のためになるのかを基準にしてた。
悪いことじゃないと思うけど、だから私はどこか楽しくなかったんだな。
実は、来月からちょっと新しいことをはじめるんです。
新しい出会いもあって、誰かの手を借りて、いろんなことに挑戦できそうな感じ。家を空けることも多くなるし、家族には迷惑をかけることも増えてくるかもしれないけど、私はちょっとワクワクしてる。
はじめのうちはブーイングかもしれないけど、しばし自分のしたいようにさせて!とお願いするつもり。
私のパラレルワールドを見て(夢だけど)、ちょっと自分の中で吹っ切れた感覚。夢を見るのも無駄じゃないね。
朝、気分がよかったので、久しぶりにスコーンを焼いた。
広島のはっさくジャムをつけて食べた。
この広島のジャムは、きっとパラレルワールドにもあるんだろう。
私のルーツはさすがに変わらないんだろうから。
向こうの世界の私はひとりでまったり静かな朝食かな。
ちょっと羨ましいけど、こっちの私には優しい人肌があるからね。